説明




人間国宝 本阿彌日洲先生の鑑定(鞘書)正真が付く「備前国長義」。
公益財団法人 日本美術刀剣保存協会の鑑定書「特別保存刀剣(長船長守)」が付く。
体配: 鎬作り、庵棟、身幅広く 中鋒やや延びる。
大磨上げながらもどうどうとした姿。表裏に棒樋を通す。
茎:大磨上、先切り、目釘孔三ツ。表裏に棒樋を通す。
地鉄:板目流れ、やや肌立ち杢目交る。地錵よくつき地景入り乱れ映り。
刃文:錵出来のややねむい互ノ目乱れを交え、小足葉入り、湯走り、砂流し
帽子:乱れ込みやや掃掛ける(表裏でことなる)
南北朝でありながら重量829gと健全さが伺える。
正宗十哲の一人、長義の特徴をとらえた一振りで刀剣博物館(日刀保)では長守の極め。
長守は先反り短刀、長巻等が多く在銘長守は見た事が少ない。
ぜひ手にとって見て欲しい一振り。
特別保存 備州長船長義(長守)
長義(ちょうぎ、ながよし)は、南北朝時代の備前国長船派の刀工。長船四天王、正宗十哲の一人。作刀期間は1360-1379年
長守(ながもり)は、南北朝時代(延文)は長義系に属する、長義のごとく初め南朝年号を切る、作品喜慶に至り、先反短刀、長巻等が
多い。
【人間国宝 本阿彌日洲先生ノ鞘書】正真
昭和56年7月に備前国長義と鑑定し認めた鞘書であることを保証)
御存じの方も多いですが。もし先生が御存命であったのであれば
本作、備州長船長義として重要刀剣指定もされていたと思われる一振りです。
本阿彌 日洲(ほんあみ にっしゅう、旧姓・平井、本名・猛夫、
1908年(明治31年)2月23日 – 1996年(平成8年)7月13日)は、
日本刀の研師および鑑定者。刀剣研磨の重要無形文化財保持者(人間国宝)。
子に、同じく刀剣研師で人間国宝に選ばれた本阿弥光洲がいる。
ウィキペリア引用
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