説明
■鑑定(Appraisal report):
【保証品】公益財団法人,日本美術刀剣保存協会の保存刀剣
(N.B.T.H.K Hozon Token) Guarantee that there is no difference
◆鞘書(Scabbard writing):なし(None)
◆折紙(Old Appraisal report):なし(None)
■時代(Period): 室町時代-
(Muromachi- Period,15th century)
■国名(province):相模国-若狭国(Sagami-Wakasa at that time),神奈川県-福井県(Current Kanagawa-Fukui Prefecture)
■種別(Type):刀(KATANA) ※目釘穴の位置からすると太刀の可能性もある
■銘文(inscription):
表(front side): 無銘(Unsigned)
裏(back side): 無銘(Unsigned)
■測定値(Measure) :刀身 (Toshin the “body” of the sword)
◆刃長(Blade length):66.3cm
◆反り(“Sori” Warp):2.0cm
◆目釘穴(“MekugiAna”):2
◆元幅(“Motohaba” bottom width):31.2-31.3mm
◆先幅(“Sakihaba” top width):21.9-22.0mm (Measure 36-37mm from the top)
◆先重(“Sakishige”):5.6-6.3mm(Measure 36-37mm from the top)
◆元重(“Motoshige”):6.8-7.5mm
◆鋩(“Kissaki”):36-37mm
◆茎長(“Nakago” handle length):185mm(18.5cm)
◆重量(Wait):684g
※誤差あり (but within the margin of error)
■登録証:福岡県教育委員会(Registered by the Fukuoka Prefectural Board of Education)
■説明: 日刀保,H30年6月13日No.3017394 無銘(千子)鑑定に酷似した一振りである。
中切先、鎬作り、庵棟(棟低め)、表裏に樋が掻き流す
地鉄に「乱れ映り」盛んに入り樋に沿った棒映り、小板目が良く詰み地景が入る。
(本作、乱れ映りは始めての方でもわかりやすい)
表裏の刃文がそろい大湾れ錵深くつき砂流し足はいる。帽子は掃掛、小丸に返す。
・ハバキは金を多く使用した33gの金着(ハバキの鍔面の写真と上部と比較し見て頂ければ解ると思います)
※1個目の目釘穴は区から約7cm(指4本分)、茎下半分より反りがある。
区送りと茎尻は切り摺り上げ、上記から考えれれば太刀仕様か。
※小札は旧栗山家から相続「伝勢州桑名住村正」千子派とされる。
また本作拵え(反太刀拵)は壊れ疵もなく素晴らしく良い状態の「極上」作です。
特に金物を多く使用し「柏葉金物」も表裏の形が異なり表は三枚葉、裏は二枚葉で赤胴でシッカリ黒く仕上げてあります。
鍔は黒鉄地菊透かし鍔、柄の縁・頭(兜金)・鞘の金具は全て統一されており、
刀装「拵え」は鑑定はしておりませんが、時代物であれば名家で良い状態で保存管理されていたと推察できます。
目貫は表裏龍、鞘の鯉口は金漆(画像では撮影なし)
現代的な言い方をすると黒仕上げに統一されたカッコイイ半太刀拵えです。
現在、鞘師・金工師の方にこれだけの半太刀拵えを特注すれば、
どんなに安く見積もっても50万~は下らないでしょう。
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