説明
■説明(Explain):この拵えの箱には昭和56年12月23日と書かれておりました。鞘師から戻ってきた日付かもしれません。
この拵えはは過去所有者がコツコツ少しづつ集めた鍔・縁(雲と龍)頭(龍)・目貫(龍)を鞘師に依頼し完成させた事が感じられます。
鍔の茎孔(中心孔)は自身の刀身に合わせての責金を取ったか削った跡があり現在のツナギだと緩めです。穴縦29.2mm×穴横最大(下側)9.1mm
鮫革は親粒の入ったシッカリした良い物です。
つなぎにテープが張られていますが納刀にはなんら問題ありません。補強の様で折れてはない様です。
鍔は非常に魅力的な赤胴鍔。彫は真鍮金銀象眼で精細に施されています。
●裏面:暗雲立込む雲から龍が華車に乗った仙人の頭上におり馬に乗り甲冑を纏った頼朝が槍を持って対峙している様子です。
○仙人は龍側の使者なのか頼朝の味方なのか?目を閉じ(又は目を細め)冷静に対峙の様子を伺っております。
表面:二つの大きな雲がぶつかり合っています。今にも何か起きる予感させます。下に梅木に絡み陣幕が張られています。
目貫は七福神布袋様で打ち出の小槌を振上げており縁起が良いです。
表面は顔がはっきり見え裏面は小槌がみえます。
また柄巻きで見えにくいですが鮫革には親粒もしっかりはいっています。
あなたの愛刀に合わせてみたらどうでしょうか。ご検討よろしくお願い致します。
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